「部屋の中で白い虫が大量発生している…」
「家電製品や畳至る所に発生して怖い!」
突然、室内に大量発生する小さな白い虫といえばコナダニである可能性が高いです。
コナダニは湿気の多い場所で大量発生しやすい害虫です。食品であれば、小麦粉、パン粉、チョコレート、砂糖などさまざまな食品に発生する厄介な害虫です。また湿度が高い部屋では、ふすま、畳、窓ガラスの結露により、食品以外の場所で発生し最終的には、クローゼットの中やPCモニター内部など部屋全体に被害が広がることがあり、とても厄介な害虫です。
そこでこの記事ではコナダニが大量発生する原因から、自宅で可能な駆除、対策方法を下記の流れでわかりやすくご説明していきます。
・コナダニの生態
・コナダニの発生しやすい場所
・コナダニの危険性
・大量発生したコナダニの駆除、対策方法
この記事では、プロが知識を出し惜しみなくご説明します!この記事の内容を実践すれば、もうコナダニ被害で悩まされることないでしょう!
コナダニとはどんな害虫
室内に発生するコナダニは「ケナガコナダニ」と呼ばれるダニの一種です。ケナガコナダニの特徴を以下にまとめています。
- 名前:ケナガコナダニ
- 体調:0.3mm〜0.5mm
- 色:白半透明
- 分布地:全国各地
- 産卵数:1回約10〜20個、生涯約50個産卵
- 餌:小麦粉などの粉類、チョコレートなどの菓子類、味噌や砂糖などの菓子類、乾燥果実、チーズ、藁、カビなど
コナダニの主な発生場所
コナダニの繁殖条件は25〜30℃、湿度75〜85%状態が1番繁殖しやすい環境です。このような環境にやりやすい場所や餌の多い場所で爆発的に繁殖を繰り返します。次にコナダニの発生しやすい場所を説明します。
キッチンからの発生が多い
人間の食べるものをエサとするコナダニは食品が多く保管されている台所での発生することが多いです。また数ミリ程度の体調しかない為、密封していない食品などに混入し、そこで繁殖活動を繰り返すことがあります。
畳などからも発生する
コナダニは藁もエサとすることから、和室など畳やふすまがある部屋でも発生被害が多く報告されています。
畳は藁で作られており、構造上湿気が溜まりやすい仕組みになっているため、湿気を好むダニには最適な住処となります。
部屋全体に発生することも
コナダニは条件さえ整えばどのような場所でも発生します。餌があり、コナダニが好む湿度や温度であれば、和室や台所に限らずどんな部屋にでも発生してしまいます。
また、被害が酷くなると電子機器の隙間やスマホの液晶画面、クローゼットなど至る所に発生、侵入してくるのでコナダニを見つけたらすぐに対策を行うことが大事です。
コナダニの危険性
コナダニ自体は噛んだり、毒を持っているわけでもない為、身体に危険を起こすような害虫とは言われていませんが、それでもコナダニが発生することで被害に繋がる事もあります。次にコナダニが起こす可能性のある被害をご説明します。
アレルギー反応が起こる可能性
パンケーキ症候群と言う言葉があります。これは使いかけの調理粉を台所で保管していたところ、その中でダニが繁殖し、その粉で調理した料理を食べてアレルギ症状が起こることです。いくら加熱しても死骸はそのまま残ってしまうので、加熱したからとリスクが減るようなことはありません。
ただし、コナダニによるダニアレルギー被害は少なく、ダニアレルギーの9割はヒョウダニが原因で引き起こりる事から、他のダニに比べると危険性は低くなります。しかし、アレルギー反応が絶対に出ないというわけではないのでくれぐれも注意しよう。
ツメダニの発生原因になる
コナダニが室内で発生することにより、コナダニを捕食しにツメダニが現れます。ツメダニは人を噛むダニの一種のため、室内に現れると人を噛む二次被害に繋がります。
とにかく気持ちがわるい
コナダニは体調0.3〜0.5mm程度のため、普段生活している中で肉眼で目視することはありませんが、大量発生した場合には、上記の写真のようにホコリかな?と思うくらいハッキリと目視できるくらいにまで大量に発生します。またじっくり見ると1匹1匹が動いているためとにかく気持ち悪いです。
コナダニの駆除・対策方法
コナダニが大量発生してしまった場合、コナダニだけではなく、他のダニ類も繁殖しやすい湿度や気温などの条件が整っていると言うことですので早急に駆除を行う必要があります。
燻煙剤を使用する
コナダニが発生している場合には、とにかくまず母数を減らすことが大切です。
バルサンなどの燻煙剤を使用して可能な限りの成虫を駆除しましょう。スプレーなどでも駆除出来ますが圧倒的に効率が悪いので、まずは燻煙をお勧めします。※ただし、燻煙剤は卵や蛹には効かない事が多い為、燻煙剤での完全駆除は難しいです。
掃除機でこまめに清掃
バルサンなどの燻煙剤を使用した場合にはもちろん、日常的にもこまめに掃除機を使用して掃除を行いましょう。コナダニは数ミリ程度の体調ですのである程度は掃除機による吸引で駆除が可能です。
調湿剤を使用する
食器棚やクローゼットなど湿気が篭りやすい場所に調湿剤を使用しましょう。
ダニやカビは湿度60%以上になると繁殖力が格段に上がるめ、調湿剤を入れて湿度の高い場所にいれておくだけで、ダニ、カビ、カツオブシムシ、細菌などさまざまな被害発生の対策になるため、今すぐにでも行って損はないでしょう。
こまめに除湿と換気を行う
発生したコナダニの繁殖を抑えるためにエアコンの除湿の使用や換気をこまめに行いましょう。ダニは温度60℃や湿度40%以下の環境では約4時間ほどで死滅するので、湿気を取り除くのはかなり効果的な対策と駆除方法になります。
少しでも困ったらプロに依頼する
今回、紹介した方法を行えば効果的にコナダニを駆除や発生リスクを減らす事は可能です。ただ現実的に、夏場や梅雨に40%以下の湿度を保つのもかなり難易度が高かったりと失敗してしまう事もあるでしょう。失敗したから、やり方がわからないからと、ダニ被害を1週間でも被害を放っておくと、家全体に被害が広がりますし、そうなると駆除費用が10万円単位の高額になる事もあります。少しでも無理かな?と思ったらすぐにコナダニ駆除に詳しい業者に依頼しましょう。
ダニ駆除業者に選びに迷ったら、どのような些細な内容でも構いませんのでぜひ一度、害虫退治110番の無料相談をお使いください!
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