庭や室内で大量発生する蟻は、新築戸建てや高層マンション、飲食店など、環境が整うとどこでも大量発生します。
人にとって直接的に害があるわけではありませんが、食品混入や建物内部への営巣、電子機器への侵入による故障などの被害をもたらします。
この記事では、そんな蟻の大量発生の原因から対策、駆除方法まで詳しく解説します。
蟻が庭や室内に大量発生する原因
突然の大量発生を引き起こす蟻の原因はさまざまですが、以下の要因がその一因となります。
食料を求め大量発生する
蟻は虫の死骸など食料を求めて庭に侵入してきます。次に、庭に発生した蟻は砂糖や食べかすなどを求めて室内に侵入してきます。食べ物が十分にある場所では蟻が大量発生する傾向があります。
巣作り
春から夏にかけて蟻は新しい巣を作るために活発に活動を始めます。
庭の土や石の下、植木鉢など安全で住みやすい場所を求めて巣作りを行い、その巣が大きくなると、庭や室内に大量発生する原因となります。
地上にいる働き蟻は餌を求めて色々な場所に発生します。
大量発生する蟻はどうやって仲間を呼んでいる?
蟻は餌を見つけると、腹部から臭い物質を分泌し巣に戻ることで仲間に餌の場所を知らせます。
巣の仲間はフェロモンの匂いを頼りに餌場へ行き、それぞれの個体がフェロモンを分泌しながら巣へ戻ります。
1匹の蟻が分泌するフェロモンの効果は数分程度しか持続しませんが、巣と餌場を大量の蟻が行き来することでフェロモンの道が強化され続けます。
そのため、一度でも蟻が餌を発見すると、餌がなくなるか蟻の巣を駆除されない限り、繰り返し蟻の大量発生が見られます。
室内に蟻が一度でも現れると、どれだけ家を綺麗にしていても餌は出てしまうでのフェロモンが固着する事が殆どです。
事前の対策で蟻の大量発生を防ごう
蟻による被害の殆どは庭に作られた蟻の巣が原因です。そのため、事前の対策を行うことで大量発生を抑えることが可能です。
蟻がいないか定期的に確認する
数匹でも蟻を見かけると近くに蟻の巣がある可能性が高いため、定期的に庭や建物周辺を確認しましょう。蟻が確認された場合は、蟻の巣コロリなどの毒餌を使用して駆除しましょう。
蟻が好む環境を作らない
雑草や荷物があると、その周囲の空間が遮られて湿気がこもりやすくなります。特に雑草は水を保持しやすいため、周囲の地面や空気が湿気を吸収しやすくなります。このような環境では湿度が高くなり、蟻や他の害虫が発生しやすくなるため、蟻が好む環境を作らないことが重要です。
侵入口を閉鎖する
室内に大量発生した蟻の侵入口を閉鎖することで応急処置を行うことは可能ですが、侵入口を閉鎖することが逆効果になることがありますので、かなり注意が必要です。
侵入口が閉鎖されることで、蟻が使っていたフェロモンの道が断たれます。そのため、蟻は新たなルートを探して他の隙間から出入りを行うため、様々な場所からの発生原因となり被害が悪化します。
この方法はあくまで応急処置です。
蟻駆除の現場にいくと、良かれと隙間を塞いだ100件中100件、必ず被害が悪化しています。侵入口の閉鎖は出来るだけ止めましょう!
また、侵入口の閉鎖を進める駆除業者は絶対に契約しないように!!
まとめ
室内に蟻一匹が一度でも発生すると、食べカスなどが蟻の餌となり、どれだけ掃除しても取り切れないことから被害が長期化することがほとんどです。一度フェロモンの道ができてしまうと、雨上がりなどの湿度が高くなるたびそれがトリガーとなり蟻の大量発生に繋がります。
一度でも蟻が大量発生してしまうと、自力での駆除が難しくなるので早めの対策が重要です。
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