5月頃から発生するタカラダニ(赤虫)ですが、実はその生態についてはまだあまり解明されていません。
この小さな赤いダニは、家の外壁やベランダ、窓枠などに多く見られ、見た目の不快感から多くの人々に嫌われています。この記事では、そんなタカラダニの発生時期や生態、そして効果的な駆除方法について詳しく解説します。
タカラダニとは
タカラダニの発生時期
タカラダニは春から初夏、5月頃から大量発生し7月の終わり頃までその被害が続きます。この時期は気温が上昇し、湿度が高くなるため、タカラダニにとっては最適な繁殖環境です。家の外壁や窓枠に大量発生することが多く、特に晴れた日には活発的に活動するため、数が増加する傾向にあります。
タカラダニ生態と特徴
タカラダニは非常に小さく、体長は約1ミリ~2.7ミリメートルほどです。赤い体色が特徴です。直射日光が当たる場所に発生し、公園、ベランダ、外壁、コンクリート面など様々な場所に群がる姿が目立ちます。
コンクリートの表面温度が40度を超えると数が減ると言われており、真夏になるとタカラダニの発生が徐々に減っていき8月頃には殆ど姿を見かけなくなります。
ただし、タカラダニは越冬するため、タカラダニの被害を放置していると毎年発生する数が増えていくため要注意です!
また、タカラダニは単為生殖のため全ての個体が卵を産むことが可能と言われています。そのため定期的に駆除を行わなければ、その年の卵が越冬し前年よりも数が増加して次の年に大量発生を繰り返し続けます。
餌は主に花粉や虫の体液を吸って生きています。
大きさ | 1㎜~2.7㎜程度 |
発生時期 | 5月~7月 |
分布 | 全国各地 |
発生場所 | コンクリート面、ベランダ、駐車場、植物の葉や根など |
餌 | 虫の体液・花粉・苔 |
被害 | ・人によってはアレルギーによる痒みや被れ ・体液が付着するとシミになる ・見た目が不快 |
タカラダニの駆除方法
タカラダニの駆除方法にはいくつかの方法があります。以下に効果的な駆除方法をいくつかご紹介いたします。
水で洗い流す
高圧洗浄機やホースを使って、駐車場や家の外壁などタカラダニが発生している場所を水で洗い流します。タカラダニは小さいため、水を巻くことで洗い流すことが可能です。
また、タカラダニがコンクリートの上に発生する理由は「コンクリートの凹凸に付着する花粉を食べているから」という説もあるため、水で洗い流すことで花粉を落とすこともでき予防にもなるとされています。
掃除機で吸い取る
タカラダニが大量発生すると場合によっては室内に侵入してくることがあります。しかし、そのままティッシュなどで駆除してしまうと潰れてその場に赤いシミが出来てしまうため、可能であれば室内に発生したタカラダニは掃除機で吸い取って駆除しましょう。
殺虫剤を散布する
上記のような市販のピレスロイド系殺虫剤をしようしてタカラダニの発生ヶ所に散布する方法でタカラダニを効果的に駆除する事が可能です。
商品名 | フマキラーA 殺虫剤 スプレー ダブルジェット プレミア 450ml |
メーカー | フマキラー |
最安価格 | 582円(税込) |
内容量 | 450ml |
タカラダニを発生させないための対策方法
タカラダニの卵は越冬するため、対策を行わなければ毎年数を増やして発生を続けるため対策を行う事で大量発生のリスクを大幅に減らすことが可能です。
1.苔を取る
タカラダニは苔を餌にしたり、産卵場所とするため、産卵場所となる苔を取り除くことで大幅に発生リスクを減らすことが可能です。
苔を取り除く具体的な方法は以下の通りです。
・高圧洗浄機で洗い落とす
・タイルブラシなどで削る
・苔に効果のある除草剤をしようする
目地などの小規模な範囲ならタイルブラシで擦り落とすことが可能です。
広範囲に広がる場合は、高圧洗浄機の使用や除草剤をしようして苔の除去を行いましょう。
まとめ
タカラダニは春から初夏にかけて発生し、家の外壁など様々な場所に発生する害虫です。
数が増えると家の中に侵入することもあるため、定期的な清掃や予防策を講じることで、タカラダニの発生を防ぎましょう。
タカラダニの駆除や予防に関する質問やご相談がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。適切な対策で快適な住環境を保ちましょう。
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