「部屋の中にノミがいるから何とかしたい」
「ノミがぴょんぴょんと跳ねている…」
家の中でノミの被害に遭遇してしまうと、まともに家で寝ることも生活する事も出来なくなるのでとても辛いですよね。
今回はノミについて生態から室内への発生原因、駆除・対策方法など徹底的に掘り下げて説明していきます。
・ノミの危険性
・自宅でできるノミの対策方法
・自宅でできるノミの駆除方法法
目次
ノミの生態・特徴
日本には約80種類のノミが生息すると言われていますが、実際に人に被害をもたらす代表的なものはヒトノミ、ネコノミ、イヌノミの3種類と言われています。近年ではヒトノミ、イヌノミの数が減少傾向にあり、近年、ノミの被害は主にネコノミによる被害となっています。
- 体長:雄1~2.5mm 雌2~3.5mm
- 発生時期:年内季節を問わず。被害のピークは6~9月
- 色:褐色
- 寄生対象:人、猫、犬、ねずみ、イタチなど
- 成長サイクル:卵期(約1~2日)→幼虫(約4~6日)→蛹(約6~14日)→成虫
繁殖場所・発生時期
ノミが家に発生する原因の殆どが、ペットの室内への出入りがノミの発生原因の8割を占めています。大袈裟ですが、ペットが外に出るたびにノミに寄生されている可能性があると考えるべきでしょう。ペットを飼っていないのに室内にノミが発生した場合は、庭作業などの野外作業の際に体温を検知したノミが服に付着した可能性が高いでしょう。発生時期は、湿度が高くなる梅雨辺りの6月〜10月にかけて活発的に活動を行います。室内気温が13度以上であれば季節問わず活発に活動を続けるため、冬場でも放置は絶対にいけません。
犬猫以外にも要注意
ノミは主に恒温動物への寄生になるので人間、犬猫のペット以外にもネズミやコウモリ、イタチなどの動物にも寄生を行います。それらの害獣が家に住み着いたり、屋根裏などへの出入りがある場合は、屋根裏や床下などに現れる害獣に付着したノミ繁殖するケースもあります。
ノミが活発的に働く環境
気温18~27℃、湿度75~85%ぐらいの環境を好みます。梅雨にあたる7月から9月の夏の時期は活動が活発になります。冬には寒くなるため活動は鈍くなりますが、活動自体は行っており、13度以上の場所であればある程度活発的に活動は可能なので、冬の場合はイタチなどに寄生し屋根裏などの暖かい場所で繁殖する事が多いです。
ノミの危険性
様々な動物に寄生を繰り返し吸血を繰り返すノミですが、そんなノミに刺された場合の感染症などのリスクなどはないのか?など次にここで説明していきます。
呼吸困難の危険性も
ノミは吸血を行う際、血が固まらないように唾液を注入しながら吸血を行います。この唾液にはヒスタミンやタンパク質などが含まれていることから、激しい痛みを伴う、ノミアレルギー性皮膚炎を発症させる場合があります。さらに症状がひどい場合には、アナフィラキシーショックに辺り呼吸困難になる事もあります。またサナダムシや致死率が高いペスト菌の媒介の可能性も否定できません。
ノミの対策方法
ノミは対策を行えば基本的に発生リスクをほぼ0にできる害虫です。お出かけの際に一手間加えてみてください。
ペット用のノミ対策グッズ
ペットに使用するスプレータイプの殺虫剤です。
ペットへの安全性も高く、シュッと使用するだけで身体中のノミが離れていってくれる商品です。ノミ被害で駆除業者を依頼することを考えると、ペットのいる家庭には一家に1本あっても良い商品かもしれません。
外での対策方法【人の場合】
可能であれば、草むらや野良猫などノミが発生しているような場所に近寄らないのが一番です。やむ終えず草むらに入る事がある場合は、長袖、長ズボン、靴下を可能な限り着用してからにしましょう。また動物好きの方で、野良猫や野良犬に餌をあげる際にも寄生される事があるので注意が必要です。※著者は小学校の頃に野良猫を撫でてノミに寄生され地獄を見ました(笑)
お出かけの際は可能な限り虫除けスプレーを使用しておくのが一番良いでしょう。ノミにももちろん効果があります。虫除けスプレーには害虫が嫌うピレスロイドと言う成分が含まれていることから、忌避効果を発揮しノミや蚊、ダニなどさまざまな虫から守ってもらえます。
ノミの駆除方法と駆除の際の注意
何らかの理由からノミに寄生されてしまった場合は絶対に叩き潰す行動は行わないでください。叩き潰したノミが雌の場合、体内から大量の卵が飛び散ってしまう可能性があらからです。大量の卵が部屋や衣類の繊維に付着しそこから新たに卵が孵化し被害が悪化してしまうため、ノミを潰して駆除するのは最悪の方法と言えるでしょう。
身体に付着したノミを駆除する方法
身体に付着したノミを駆除する効果的な方法として、水を使用するのが最も良いとされています。可能な場合、湯船に身体半分ほど浸せる水を入れ、ノミが飛び回っている身体の部分を水に沈めましょう。2〜3分もすれば全てのノミが水死するためノミを繁殖させる事なく駆除が可能です。
その際に着ていた衣類はアイロンや乾燥機、なければドライヤーなどを使用し60℃以上になるもので暖めて卵を駆除しましょう。
部屋に発生したノミを駆除する方法
部屋にノミが発生した場合は、スミスリン乳剤+バルサンを使用してください。
まずはバルサンを使用してノミの成虫の駆除を行いましょう。その後スミスリン乳剤を部屋一面に散布してください。バルサンは即効性に長けており、現在発生している成虫の駆除を得意とする商品になるため、ノミやゴキブリなどの卵には一切効果がありません。スミスリン乳剤にはその残効性効果をもつ成分が含まれているため、孵化したタイミングと同時に薬剤の効果で幼虫を駆除し繁殖させない効果があります。
※逆の手順で作業を行うとバルサンの忌避効果のある成分物質が残効性物質の上に上書きされるため残効性物質の効果が激減します。
まとめ
ノミを増やさないようにも普段から外に出た際はペットにノミが付着していないか確認しあげることや、ペット用のスプレーなどを使用してあげるといいかもしれません。またペット以外のネズミなどの害獣が原因の場合は、ノミの駆除と同時に原因となる害獣の駆除も必ず行いましょう。自身に付着してしまった場合にも、かなり痒みを伴いますが潰す事だけは絶対に避け、冷静に駆除を行いましょう。
ノミの駆除・対策はプロへお任せ!
ノミの卵は1〜2日で孵化すると言われてほどノミの繁殖率は高く、一度室内で発生してしまうと自力での駆除は正直なところほぼ不可能なため、市販薬に無駄なお金をかける前にノミ駆除業者に依頼して徹底的にしっかりと駆除を行ってもらう事が時間も費用も最善策でしょう。またペットが原因でない場合には原因となるネズミやイタチなどの害獣の駆除を必須になります。ノミの被害にお悩みなら、悩む前に弊社の無料見積もりをご利用ください。もちろんお見積もりのみでも構いません!ノミを確実に徹底駆除します。ノミ被害に悩んでいる方は、ぜひ一度害虫退治110番にご連絡ください。
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